私は「合格への勉強法」はないとお話ししましたが、
年間1000時間など、十分な勉強時間を確保したら、
その上では、効率的な勉強法はあるのではないでしょうか。
私は2度目の試験での合格(勉強時間は1年半とチョッとです)でしたが
一発合格を目指している方の参考にはならないかもしれませんが、
よろしかったら読んでみてください。
■1年目の失敗
最初に2回テキストを読む→過去問題を一通り解く→模擬テスト→1回テキストを読むここで時間切れとなり、1年目の試験に突入!
(通信教育のCD教材もほとんど聴けてはいませんでした)
試験を終えた後の感触は、合格発表待つまでもなく落ちたと思いました・・・
一番の反省点は
テキスト読み中心に基礎を固めようとする意識がつよかったわりには、
知識が記憶にまで定着していなかったことです。
大学受験はそのやり方で合格したので、大丈夫と思っていたのが甘かった(_ _|||) 。
いくら要点や語句がわかり易く整理されたテキストでも、
内容が頭に入っていないのではお話になりません。
■2年目(合格)の勉強法
それで2年目からは、、問題集中心の勉強に、勉強方法を180度切り替えました。
記憶にはおぼろげにしか残っていないとはいえ、
1年目でテキストに3度は目を通したという自覚もありましたので、
テキストは思い切ってサブに回しました。
※但し年金など、法改正の順を追って理解する必要のある科目はやはりテキスト中心かと思います(そのあたりは、臨機応変に対応してくださいね)。
やり方は過去問を解きながら次のように進めます。
○正解の時→なぜ正解できたのかテキストを読み裏づけを取る。
(これをやると、まぐれで正解した問題も力を正しい理解を補うことができます)
×不正解の時→その部分に該当するテキストに戻り(ここでは曖昧な理解を解消するまで読み返す)→理解できたこと、注意点などをサブノートにまとめる。
※法律条文を正確に覚える必要がありそうだと思ったら、『社労士六法』まで戻ってください。
こうすると、サブノートが教科書の整理ではなく、「弱点の集大成」となっていきます。
この勉強法には2つの長所があると思うのです。
テキストを漫然と読むのでなく、弱点を補強する意識で読むため記憶に残りやすい。サブノートが「弱点の集大成」になると、
テスト直前までにそれを全部解消することで、弱点もすべて消える、という図式が成り立ちます。
実際、私が2回目の試験会場へ持っていった勉強材料は、自作のサブノートだけでした。
試験会場へ向かう電車の中では
「ここも大丈夫、ここも憶えられた」と、私のお守りにしていました。
独学で勉強する人も、このやり方を参考にしてみてください。