社会保険労務士(社労士)の資格は、年々注目を集めるようになっています。

超高齢化社会による年金や医療費の問題、また一層きびしさをます労働の問題(職探しという意味ではなくて、職場で起こる問題のことです)など、社会保険労務士のサポートを必要とする課題が一層浮き彫りになっているからだと思います。


とはいえ、社会保険労務士試験の動向自体には、毎年それほど激しい変化はありません。
人気・ニーズのある資格だからといっても、
社会保険労務士は、決して簡単な準備で合格できる試験ではないこと。

また受験者の中心は30代~40代の社会人であることなどが、その理由としてあげられます。

もうそれほど大胆にはスキルチェンジできない年齢の大人の社会人が、それでもあえて、世の中に貢献できるよう挑戦する試験が、社会保険労務士だと言えるのではないでしょうか。

■社会保険労務士 試験データ
平成19年   10.6% (合格者数 4,801人)
平成20年   7.5% (合格者数 3,574人)
平成21年   7.6% (合格者数 4,019人)
平成22年   8.6% (合格者数 4,790人)
平成23年   7.2% (合格者数 3,855人)

■受験者の属性(2012年度)
●年齢別構成
20歳代(13.3%)、30歳代(40.2%)、40歳代(24.1%)、
50歳代(15.8%)、60歳代以上(6.8%)
●職業別構成
会社員(51.2.7%)、無職(17.8%)、公務員(7.9%)、その他(23.1%)
●男女別構成
男性(68.3%)、女性(31.7%)

○社会保険労務士試験の受験者は5万人前後、合格率は7~8%、合格者は毎年4,000人前後と、試験の結果に毎年それほど大きな変化はありません。受験者データのこと、合格率のことはあまり気にする必要がないようです。

○社会保険労務士試験は、30代と40代の受験者が65%以上を占めるという点と、社会人の受験者が半数以上を占めるという2点は強調しておきたいところです。



社会保険や労働などの社会的な問題について、本当に関心が高まるのはこの世代になってからということだと思うのです。問題意識の高い30代・40代のみなさんが、社会人として仕事と勉強を並行して頑張り、世の中の課題に応えていこうとする意気込みが、こうした数字からは見えてきます。

そういう意味で、学習者の間に、勉強時間等のハンデがあまりないのが社労士試験だということもできるでしょう。みなさん苦労して合格を手にしていると思います。ここは前向きに、新しい資格にチャレンジできる自分の境遇を幸せだと受けとめ、試験準備にいそしんでいただきたいと思います。