通学・通信と出版社では、合格まで導く思想が異なります。


社労士の勉強を進める上でいちばん大切な教材は
「基本のテキスト」
とお話しました。

そのことは、通学や通信講座にも、独学にも共通して当てはまります。


そして独学用(市販)のテキストのクオリティーも、
決して低いものではないことも、管理にはお話ししてきました。


しかし基本テキストの作り方という意味では、
通学・通信のテキストと市販書の間には、大きな違いがあります。

それは、「通学・通信のテキストは情報量が少なく抑えられている。反対に、市販のテキストは情報量がたくさん盛り込まれている」ということです。


初めて資格の勉強をする方は、そう聞いて意外に思われたでしょう。

どうして受講料の高い通学・通信のテキストは提供情報量が少なくて、
お手軽に購入できる市販書の情報量が多いのか・・・?と。


その理由は、専門学校や通信講座には、講師の講義があるからです。
なぜ市販のテキストは文章量(情報量)が多くなるのか、
そのわけをたどっていくと、市販書の独学では講師がそばについて
解説することができないから。そんな逆説的な答えにたどり着きます。


市販のテキストでは、たとえば社会保険の法令の適用法について、
なぜそうなるのか講師が解説してあげられません。

だからそのぶん余計に文字量を費やし説明するしかないのです。
もしそれらの解説がなかったとしたら、
市販の参考書は学習者にとってまったく理解不可能なものになってしまうでしょう。

それで良書とされる市販のテキストは、必然的に文字量の多い厚いものになってしまうわけです。


市販のテキストはわかりにくくて、市販のものを使っていたのでは合格できない。

そんな風に言われる方も時々いますが、
それはちょっと説明不足であることが上のことからわかります。

市販の参考書でも合格はできます。
ただ読み解く努力がたくさん必要になるということです。

講師から教わるか、独力で読んで理解しなければいけないかの差があるわけですから。


通学・通信講座のテキストと出版社の参考書では、
合格まで導くための思想が異なります。だから作り方や情報量も必然的に変わってきます。